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執筆者の写真原田佳代

自分なんだ、に気づいた日

更新日:2020年6月27日




前回のブログに書いた、気づかざるを得なかった出来事のこと、書きますね。


ちょうど2年前。もともと食べること大変だった長男が、本格的に何も食べなくなりました。水分はとってくれましたが、とにかく固形物は何も口にしない。

どうして、どうして、どうして、どうして…


心配の極みでした。どうしたら食べてくれる?何なら食べる?

どうすればいいのか分からず、ただただ不安を本人に、家族にぶつけました。


重度知的障害で自閉症の彼が、ことばで思いを伝えることは難しい。それまでは、きっとこうだろうと決めつけて、問題解決してきたつもりでした。でも、今回はどうにもならなかった。問題が起きたら頑張って善処するべきという思考の私には、彼の命がけの全身全霊のメッセージに気づけなかったのです。


2週間ほどでなんとか食べ始めてくれたころ、転機が訪れました。

事情を知ったレイキヒーラーでもある仲間の一人が、愛と勇気を持って長男からのメッセージを伝えてくれたのです。


「僕は大丈夫。心配しないで。お母さんは自分の人生を生きて」


驚きました。最初は意味も分からなかった。

○○が辛いから食べなかったんだ、とかそんな内容を期待していたので。


息子を信頼する勇気

自分の不安を抱える勇気

自分の人生を生きる勇気


なんにも覚悟できていなかった自分に気づかされたのです。

何をしたらいいのかわからなかったけれど、確実にこの日から「心配する」ことから「自分を知る」ことに必死にシフトチェンジしていきました。彼の思いに応えたかったのです。


からだをゆるめて、心がゆるんだら、一見つらい出来事が起こりました。

でも、これも私の気づきへの大事なお知らせ。

まるで私の準備ができるのを待っていたかのようでした。


息子をはじめ、気づかせてくれたみんな。

一緒に乗り越えてくれた家族。

私を信頼して、ただただ話を聞いてくれた仲間たち。

自分で心の整理ができるように力を貸してくれた方々。

本当に感謝でいっぱいです。

ありがとう。


ここまでお読みくださった皆様もありがとうございました。

色々な経験をして行き着いた、からだケアや心理学講座など。

今の私がご提供できることが、このHPのサービスメニューにございます。

楽を知るために、ぜひ会いに来てください。










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